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オペラ《アイーダ》終演

町田イタリア歌劇団 15周年記念公演《アイーダ》第2日(8月13日)が終演いたしました。

(撮影:佐藤浩太郎様)


ご来場くださいました皆様、ありがとうございました。

ヴェルディのバリトンらしい、「父」「復讐」要素の詰まったアモナズロ役。

とはいえ、戦争によって持っていたはずの"父としての優しさ"が欠落してしまったかのような役柄。

そこを崩さない事を心がけながら(全く無くなったわけではないと思うのでわずかな「揺らぎ」も持ち合わせながら)アイーダとの二重唱を作り上げました。

2018年の《フィガロの結婚》フィガロ役に始まり、それ以降も《仮面舞踏会》レナート、《椿姫》ジェルモン、《カヴァレリア・ルスティカーナ》アルフィオ、《シモン・ボッカネグラ》シモン、《イル・トロヴァトーレ》ルーナ、《蝶々夫人》シャープレス、《カルメン》エスカミーリョ、《トゥーランドット》マンダリーノ(友情出演)、そして《アイーダ》アモナズロ。 オペラ公演以外でもウクライナ支援コンサートやフィンランド歌曲コンサート、デュオコンサートなど多くの公演に出させていただきました。代表の柴田様、そして町イタに関わる全ての皆様に心よりお礼申し上げます。

町田での出演は一旦お休みさせていただきますが、"町イタファン"として都合がつく限り観に行きたいと思っております。


若手にもこういうチャレンジできる場でどんどん出てもらいたいという思いもありますし、僕自身のキャパオーバー(スケジュールも体調も)を防ぐためでもあります。

もちろん、人手が足りない、とか、レパートリー内で負担が少ない場合など、または僕が出させていただく意義のある公演などは出来る限りご協力する予定です。


町田イタリア歌劇団("町イタ")は、公演の規模こそ小さいものの、意欲的に公演を打ち続けていて、数多くの素晴らしい歌手が出演し、また、町イタの公演を経て成長していく若手歌手も多く、かぶりつきのような間近で観られる舞台にハマるファンも多い、人気の団体です。


タイトルロール、アイーダ役の刈田さんと、ラダメス役の村上さんと。

刈田さんのアイーダは僕自身も主催にリクエストさせていただきました(主催も「そうだよね!」と即決でした)が、品格のある中にも役柄として一本の芯があり、素晴らしいアイーダでした。

日本のトップを走り続ける村上さんとご一緒させていただくのはとても刺激になります。

アイーダでの共演は今回2回目でしたが、舞台人としての"経験値"を間近で見せていただいたと思います。ありがとうございました。



ランフィス役は、ウクライナ出身で友人のデニス・ビシュニャさん。

奥様が井上と藝大同期という縁もあり、長い付き合いになります。

今までに『ドン・ジョヴァンニ』ハイライト(井上:ドンジョヴァンニ/デニス:レポレッロ)、『トゥーランドット』(井上:マンダリーノ/デニス:ティムール)、『シモン・ボッカネグラ』(井上:シモン/デニス:フィエスコ)、そしてウクライナ支援コンサートなど色々なところで共演をしていました。

素晴らしい音色と密度のある声でした。



指揮の遠藤さん(上)とピアノの土屋さん(下)。

お二人がしっかり音楽を支え、まとめてくださいました。ありがとうございました。



代表の柴田さん。本当に色々ありがとうございます。

そして、15周年おめでとうございます!



記念すべき15周年に素晴らしいキャストでの「アイーダ」。

アモナズロ役で関わらせていただき光栄でした。


27日には三組目の公演があります。

僕も前の予定の関係で少し遅れるとは思いますが応援に駆けつける予定です。

是非、お越しください。



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